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あの人 学校でいちばんかっこいいって言われてるけど
私 あんまり好きじゃないなぁ
シュルリ、
彼に手渡された包帯をほどく。
火傷 まだ 痛いなぁ
包帯を巻く一連の作業をしながら、さっきのことを思い出す。
澄んでいる真っ茶色の瞳。
悲しそうな 目
「愛美～！ちゃんと包帯巻けた？変な奴に何かされなかった？」
あ ゆきちゃん
一生懸命走ってきてくれたゆきちゃんを見ながらまた頷く
でも、
「あっち」
そう言って彼が出て行った廊下を指差す私。
「はぁ？！あっちって…、さっきすれ違ったのって確か…！愛美信条先輩と話したの？」
信条先輩って いうんだ
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