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~3章~ #2
恵みの家に来た時、必ずこの礼拝堂に立ち寄る。
辛い時、苦しい時、迷った時…
私がこの仕事に就くキッカケを与えてくれたあの人に出会ったのも此処だった…
あの人と出会ったのは7年前だった。
高校生の私はバイトをしていて、今の会社の経営しているショップでレジ係として働いていた。
その時の私は普通の女の子で、生まれて初めての彼氏もいた。
高校の同級生で、毎日告白してくる彼に、押されるかたちになりながらも、付き合い始めた。
「小百合~。クリスマスイヴは約束があって遊べないけど、クリスマスはデートしよっか?」
25日はバイトも早く終われる予定だったのでOKした。
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