~4章~

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今日から本格的に課長との仕事が始まる。 朝から、かなり憂鬱… 「九条君、七瀬ちゃん。会議室にきてもらえる?」 部長に呼ばれ、会議室に向かう。 「今回の企画なんだけど、社長から直々に言われてて…」 部長の様子がおかしい。 「「どうかされたんですか?」」 課長とハモってしまった。 沈黙の後、部長が口を開く。 「今回はルージュの商品を企画、開発して下さい」 えっ!?ルージュ!? 「部長!私の担当は主にファンデーションで…」 「七瀬ちゃんがやったことないのは分かってるんだけど、社長が新しい感じのアイデアが欲しいらしくて… 七瀬ちゃんのファンデをかなり買ってて、ルージュを企画してほしいって言われたの」 「でもっ、私…」 「わかりました。私と七瀬さんとで、いい商品作ります」 横でいた課長が勝手に返事してしまい、会議はあっという間に終わってしまった。 .
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