732人が本棚に入れています
本棚に追加
私は礼拝堂で、さっき真由ちゃんと話しした事を考えていた。
「相手の色に染まる…」
あっ…
私の頭の中に、行き詰まっていたルージュの企画がぼやけながらも思い浮かんだ。
恵みの家に戻り、皆に挨拶する。
「みんな、また来るね。真由ちゃん、彼氏と仲良くね」
「さゆ姉もね~!」
違うって言ってるのに…
こういうとこだけ、私より大人な態度なんだから…
課長の車に乗り、そのまま帰宅すると思っていた…
「あれ…?この道、私の家の方とは違うと思うんですけど…?」
「小百合ちゃん、ちょっとこれから一緒について来てほしい所があるんだけど…」
まさかの寄り道!?
「最近できたショピングモールなんだけど、コスメの店舗もいろいろあるし、勉強になると思うんだよね。それと…ちょっと頼みがあって」
.
最初のコメントを投稿しよう!