~4章~

22/23
729人が本棚に入れています
本棚に追加
/35ページ
大体の片付けが終わり、携帯で時間を見ると、20時になっていた。 「課長、私そろそろ帰ります」 鞄を持ち、帰ろうとした時… 腕をギュッと掴まれる。 「あの…」 「一緒に御飯食べよう」 そう言って、夕方買ったハンバーガーの紙袋を出す。 「それ、課長の…」 「一緒に食べたくて。小百合ちゃんの分も買ってあるよ」 課長は私の腕を掴んだまま、椅子まで連れていき、座らされた。 冷めているからと、温めにキッチンに行ってしまい… 課長は珈琲は入れれるらしく、いい香りが部屋に流れ込む。 「はい、どうぞ」 私の前にハンバーガーと珈琲の入ったマグカップが置かれた。 .
/35ページ

最初のコメントを投稿しよう!