~3章~ #2

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「はっ!?永遠!?それって結婚しろって事!?」 いつもの口調と違う彼に動揺しながらも、 「今すぐとは言わないけど…この先ってこと…」 つまりながらも自分の気持ちを伝えた。 でも、彼から返ってきた言葉は、私の心をどん底に突き落とすものだった… 「え~お前って、そんな女だった訳?俺、お前もお前の母さんみたいに軽い感じだと思ってたのに。 今日だって、そんな口紅塗ってきて誘ってたんじゃないのかよ。 あ~あ、昨日遊んでた女と今日も遊べばよかった」 私の中で何かが壊れた日だった。 母は世間からそういう目で見られていたこと… 自分も母と同じような女だと思われていたこと… 私の事を好きなんかじゃなかったってこと… 気がついたら礼拝堂の椅子に座っていて… 涙で化粧はグチャグチャになっていた。 .
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