~5章~ #2

2/17
615人が本棚に入れています
本棚に追加
/35ページ
私が会社や普段の生活では鎧を被っているのも… クリスマスが嫌いになったことも… きっと何も聞かなくても、先生はわかっているのだろう… いつものように公園へ迎えに行く。 この道を本当は、今日この日だけは通りたくないのが本音… 公園に着き、子供達はいつも通り走って帰り、私と課長は2人歩いて帰る。 いつもと違うのは、目の前から男性がこちらに向いて歩いてくる。 その姿に、足が止まり、向こうの男性も私に気がつき立ち止まった。 「よぉ…。久しぶり」 見た目は少し変わったが、雰囲気は全く変わっていない。 忘れたくても、忘れられない傷が疼きだす… .
/35ページ

最初のコメントを投稿しよう!