~6章~ #2

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それでも朝は必ずやって来る。 私の気持ちとは裏腹に、雲一つない晴天… 体と心、どちらが怠いんだろうっていうぐらい今日は体が重い… それでも、約束は約束だから2人分のお弁当を作り始める。 好きな物も嫌いな物も何も知らないので、適当に詰める。 そういえば、子供達以外の誰かにお弁当作った事なんか無いよな… でも… 嫌じゃない… こんなに怠いのに…苦しいのに… 課長と過ごす昼休みが嫌じゃない自分がいて… 知らない間に、いとも簡単に私の閉ざされた心に侵入してきてて… 駄目だ… これ以上… 私の心に入ってこないで… .
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