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「ありがと…」
美里と話ししたお陰で、朝一の企画の話もなんとか平常心で出来そう。
「七瀬さん。企画書持って会議室ね」
課長に呼ばれ、会議室に行く。
誰かとすれ違う度に、視線が突き刺さるが、気になんかしてられない。
今は撮影企画に集中しなくちゃ。
会議室に入り、課長に企画書を渡す。
「では、説明させて…」
「ちょっと、待って」
えっ…
待ってって…
企画書、間違ってるとか!?
「あの…何か問題でも…?」
恐る恐る尋ねてみる。
「企画の話の前に、言っておきたい事があって。
堤さんから色々、聞いてはいるだろうけど、俺に迷惑かけて申し訳ないとか思わない事。
上司は部下を守るのが当たり前だし、小百合ちゃんは絶対守るから、気にしないように」
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