~7章~

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「ありがと…」 美里と話ししたお陰で、朝一の企画の話もなんとか平常心で出来そう。 「七瀬さん。企画書持って会議室ね」 課長に呼ばれ、会議室に行く。 誰かとすれ違う度に、視線が突き刺さるが、気になんかしてられない。 今は撮影企画に集中しなくちゃ。 会議室に入り、課長に企画書を渡す。 「では、説明させて…」 「ちょっと、待って」 えっ… 待ってって… 企画書、間違ってるとか!? 「あの…何か問題でも…?」 恐る恐る尋ねてみる。 「企画の話の前に、言っておきたい事があって。 堤さんから色々、聞いてはいるだろうけど、俺に迷惑かけて申し訳ないとか思わない事。 上司は部下を守るのが当たり前だし、小百合ちゃんは絶対守るから、気にしないように」 .
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