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気にしていた事をズバっと言われてしまった…
「少し、肩の力抜いたら?そんな張り詰めてたら、ルージュが完成する前に小百合ちゃんが倒れてしまうよ」
課長の言葉が、私の胸の奥に入ってくる。
あぁ…ほんと…
この人は、私の思ってる事なんて御見通しで、
鎧を1つずつ剥がしていくように、私の心の中にも、いつの間にかいて、
…ほんと、敵わない。
「すみません、ご心配おかけして。でも絶対、完成させます。
それと…課長の事、信頼してます…だから、これからもよろしくお願いします」
今の私には、これが精一杯…
課長を見ると、
「こっち、見ないでくれるかな…」
顔に手を当てていて、表情が見えないけど、耳が真っ赤になっていて…
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