~7章~

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「うん。男性が塗っているって所がいいね。じゃあ、モデルさんは女性と男性が必要だね」 「それなんですが…敢えて、男性の方は顔を写さないように撮影したいのですが…」 どうしても、男性モデルさんの顔が写ると、ルージュよりそちらに目がいってしまいそうだし、誰に染まるかは塗る人しか分からないことだから。 「なるほど…じゃあ女性のモデルさんを誰にするかだね。小百合ちゃん誰か決まってる?」 「あっ、はい。うちの会社では、ほとんどモデルの麗華さんにお願いしてます」 麗華さんはトップモデルで、色々な雑誌に引っ張りだこ。 忙しいのにも関わらず、いつもうちの会社の撮影に協力してくれる。 「麗華かぁ…」 えっ… 呼び捨て…? .
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