~7章~ #2

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「そうなんだ…大体のことは分かったから早速、制作部に挨拶がてら、打ち合わせの日取り決めてきてもらえるかな?」 えっ!?今から!? 「あの…課長、大丈夫でしょうか?」 今、私が行っても火に油を注ぐ感じになると思うんですけど… 「私、一緒に行きます!!」 「勿論、お願いするつもりだったよ」 美里がついてきてくれるなら、何とかなるかも… 「俺は、ちょっと連絡したいとこがあるから、終わり次第すぐ向かうよ。2人とも、それまでよろしく 」 会議室を出て、制作部へ向かう。 エレベーターの中は私と美里の2人っきりで、緊張からか沈黙が続いた。 「小百合、大丈夫だから。絶対、小百合の企画上手くいくからね」 沈黙を破り、美里が口を開く。 .
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