~8章~ #2

16/16
526人が本棚に入れています
本棚に追加
/35ページ
久しぶりに夢をみた。 あの人と礼拝堂で会った夢… でも…少し違う。 包み込むように、私をあの人は抱きしめていた… 夢の中の私は、嫌がってなくて… 夢なのに、凄くドキドキしていた。 『小百合…愛してる』 その言葉に胸が高鳴り、熱くなった。 あの人の香りが、夢の中なのに香っていて… その香りが心地よくて… あの人の言葉と香りが、疲れた私の心と体を癒してくれているみたいだった。 課長の家だということを忘れるぐらい、夢に酔いしれていた… .
/35ページ

最初のコメントを投稿しよう!