~9章~ #2

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「怒った顔もいいね~。ますます気に入った!とりあえず、お茶でも飲みながら君のこと教えてよ」 隣の男が私の手を握ってきた。 「離して!!!」 思いっきり手を払う。 でも、所詮、女の力じゃ払いきれず、さっきより強い力で握られる。 「さっ、行こ」 引っ張られそうになったその時… その手を払いのけ、体ごと引き寄せられる。 「俺の女に気安く触るな」 今までに聞いたことないぐらい、低い声… 何が起こったの… 私は課長の胸に顔をくっつけてる状態で、課長の声が胸から響いて聞こえてくる。 「チッ…」 課長のジャケットしか私には見えないけど、男性達は舌打ちをし立ち去ったみたい… .
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