~10章~

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『よろしくね』 『いってらっしゃい』 2人に見送られ、1階の受付に向かう。 まだ、来てないみたいだな… 受付嬢の花梨ちゃんと茜ちゃんに挨拶をしていると、 「小百合ちゃ~ん。会いたかった~」 背中をギュッと抱きしめられる。 パッと振り返ると、腰まであるサラサラの長い髪、小さな顔に、調った顔立ちの麗華さんがいた。 同じ人間??って思ってしまうほどのスタイルの良さに、何時もながら感心してしまう。 「麗華さん、わざわざお越しいただきありがとうございます」 「堅苦しい挨拶は抜きにして、行きましょうか?」 麗華さんと、マネージャーさんを会議室へ案内する。 会議室に入ると、制作部の沢田課長と補佐役の川田さんも来ていて、これで全員揃った。 .
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