~9章~ #2

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ショッピングモールに着き、必要な調理器具を選んで欲しいと課長に言われ、カゴに入れていく。 山盛りのカゴの中身は私好みの物ばかり… 課長の家で使う物なんだから、私好みの物って…駄目じゃない! 急いで戻そうとすると、 「なんで戻すの?」 と言いながら、カゴに戻された。 「あの…課長の好み、考えずに入れてしまったので…」 何故かニコニコ気持ち悪いぐらいの笑顔で… 「なら問題ないよ。小百合ちゃんの好みの物、俺も好みだから」 カゴの中を見ると、ドット柄が目立つ。 課長はドット柄が好き? あんまり似合わない気がする… 「気にせず選んでね」 そう言われたら、何も言えないじゃない… 結局、ほぼ私好みの物を課長は購入していた。 .
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