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「俺は、ちょっとした賭けをしていたんだ。
麗華があの時間、電話に出れないの知っていて君に頼んだ。
小百合ちゃんも打ち合わせがあるから、連絡取れないままか、もしくは…
犯人が近づき『代わりに連絡しておく』と言ってくるか…
まぁ、犯人は俺の思惑に見事嵌まってくれたみたいだね」
思惑…何言ってるの…
「おい、翔!お前今、何言ってんのかわかってるのか!」
周防さんが課長に近づき、睨みつけている。
「勿論。こうなることを想定していたから。
小百合ちゃんには申し訳ないけど、俺は犯人を許すことはできない。だからここでハッキリさせたくてね」
犯人って……
嘘でしょ……
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