~13章~

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「俺は、ちょっとした賭けをしていたんだ。 麗華があの時間、電話に出れないの知っていて君に頼んだ。 小百合ちゃんも打ち合わせがあるから、連絡取れないままか、もしくは… 犯人が近づき『代わりに連絡しておく』と言ってくるか… まぁ、犯人は俺の思惑に見事嵌まってくれたみたいだね」 思惑…何言ってるの… 「おい、翔!お前今、何言ってんのかわかってるのか!」 周防さんが課長に近づき、睨みつけている。 「勿論。こうなることを想定していたから。 小百合ちゃんには申し訳ないけど、俺は犯人を許すことはできない。だからここでハッキリさせたくてね」 犯人って…… 嘘でしょ…… .
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