444人が本棚に入れています
本棚に追加
美里をギロっと睨み、
「余計なお世話です」
全く…
「デスクに戻りますね」
ありがとう。と桃ちゃんにお礼し、ピンクの箱を他のチョコを入れてある紙袋に入れ、仕事に取り掛かる。
途中で制作部の沢田課長と最終確認の為、会議室に行き、戻った時には誰もいない時間になっていた。
「はぁ~疲れた」
静まり返った部署で、響く自分の声。
椅子で軽く背伸びをし、帰る支度をする。
課長は午後から外出していて、直帰。
渡すことは出来なかった物を引き出しから取り出そうとすると…
「…えっ、どうして!?」
そこには、グチャグチャにされた箱が置いてあった。
「…ハハ。どっちみち渡せなかったんだ…」
.
最初のコメントを投稿しよう!