~12章~

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美里をギロっと睨み、 「余計なお世話です」 全く… 「デスクに戻りますね」 ありがとう。と桃ちゃんにお礼し、ピンクの箱を他のチョコを入れてある紙袋に入れ、仕事に取り掛かる。 途中で制作部の沢田課長と最終確認の為、会議室に行き、戻った時には誰もいない時間になっていた。 「はぁ~疲れた」 静まり返った部署で、響く自分の声。 椅子で軽く背伸びをし、帰る支度をする。 課長は午後から外出していて、直帰。 渡すことは出来なかった物を引き出しから取り出そうとすると… 「…えっ、どうして!?」 そこには、グチャグチャにされた箱が置いてあった。 「…ハハ。どっちみち渡せなかったんだ…」 .
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