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なんで…
なんで、そんなこと言うの…?
「小百合ちゃん、今日貰ったチョコ、全部子供達にあげる約束してるんだ」
いつの間にそんな約束…
「他の人がくれたチョコはいらない。俺が欲しかったのは小百合ちゃんのだから」
ドクドクと体中に熱い何かが駆け巡り、私は、もう限界だった。
「小百合ちゃんごめん、そんな顔させて…でもね、悪いけど俺、凄く嬉しいんだ。君をそんな顔にさせるのは俺しかいないから」
私には必要ないはずだった。
この感情…
嬉しいのも、自然に笑顔になるのも、ドキドキするのも、イライラして、醜い気持ちになるのも、
この胸の苦しみも、全て…
私……
課長が好き…
抑えきれないほど…
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