~13章~

2/13
443人が本棚に入れています
本棚に追加
/35ページ
ついに撮影当日。 朝一から私は何かとバタバタして落ち着かない。 撮影時間まで30分になろうとしていた時、 「小百合ちゃん」 後ろから聞き覚えのある声。 「清華さん、おはようございます。わざわざ衣装ありがとうございます」 早速、麗華さん用の控室に衣装を持って行く。 「凄く…綺麗ですね。前見せて頂いたのより更に綺麗です」 薄いピンクのシフォンワンピースにはレースが付けられていて、とても素敵な衣装。 「気に入ってもらえてよかった」 「ありがとうございます」 話をしたい気持ちをグッと堪え清華さんと別れる。 スタジオに戻ると、周防さんは沢田課長とカメラの準備をしていた。 周防さんとこのスタッフさんって女性ばかりなんだ… .
/35ページ

最初のコメントを投稿しよう!