~13章~

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えっ…嘘…… そんな…訳…… 震える手で携帯を開き、メールを確認する。 間違いなく昨日、帰国すると表示してある。 会社に行った時に、確認した時も同じこと言われて… 「小百合ちゃん、麗華に連絡するの誰かが代わりにしてくれたんじゃない?」 課長の言葉に息が詰まる… 「たとえ…そうだとしても、私のミスです…申し訳ございません」 頭を深々と下げる。 きっと、聞き間違いしちゃったんだよ… そうだよ… 「ごめん。傷つけたくはなかったんだけど、小百合ちゃんの人を信じる気持ちを裏切る人間、俺は許すことは出来ないんだよ。 どんな理由があろうともね」 頭を上げ、 「課長…どういうことですか…」 .
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