~13章~

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「小百合ちゃん、多分、彼女は俺のせいだって言ってるんだと思うよ。そうでしょ?佐藤さん」 課長の言葉に小さく頷く。 私じゃなくて課長のせい? 「…桃ちゃん、どういうこと?」 彼女は小さな口を開き、 「入社した時から、ずっと想っていたんです。 かっこよくて、皆に信頼されてて…私の憧れで…大好きな人なんです」 そんなに想い続けている人がいるなんて…知らなかった… 「その人の噂を聞いて、私にもチャンスがあるかもしれないって思いました… なのに…課長がきてからは、一緒にご飯食べに行くことも、会社でも前みたいに側にいることさえ出来なくなって…」 ちょっと待って… 噂?それって… .
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