~13章~

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「……ごめんね、桃ちゃん… 私のせいで、沢山傷つけて…」 目を逸らすことなく、自分の気持ちを伝えよう… それが…私のせめてもの償い… 「……桃ちゃんの気持ちに応えることは出来ない。 桃ちゃんのことは好きだけど… 桃ちゃんの好きと私の好きの気持ちは違うから… 誤解させるような事をして… 本当にごめんなさい…」 頭を目一杯下げる。 「さ…ゆ…先輩…、わかってたんです… 先輩にあんな顔させるの私じゃ無理だってこと… でも…自分の感情を止めることは…出来なかったんです…」 桃ちゃんは最後に、 「すみませんでした…」 と呟き、いつの間にか課長が呼んでいた美里と一緒に、スタジオを出ていった。 .
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