~11章~ #2

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暖かい… その暖かさが心地よくて、擦り寄る。 どのぐらいの時間が経っただろう。 眠い目をゆっくり開けると、目の前は真っ黒で… その黒の物体に違和感を感じる。 ゆっくり頭を上に上げると、 課長が寝てる。 目の前の真っ黒の正体は課長の服…… ……えっ!? これ、どういうこと… 一緒のベッドで寝てる… 課長はベッドの下でいて、私は疲れたから横になってて… 冴えない頭をフル回転させる。 あ゛~あのまま寝ちゃったんだ… じゃなくて!! なんで一緒に寝てるの!? ち…近すぎるなんてもんじゃない シングルのスペースだから密着していて、混乱なんか通り越して自分の精神がおかしくなりそう… .
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