~11章~ #2

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「小百合ちゃん、ゴメン。でも、弁解させてもらっていい? 別に罰で一緒に寝てた訳じゃないんだ。 夜中、目が覚めたら小百合ちゃん掛け布団の上で横になってて… 風邪ひかせちゃいけないと思って俺に掛かってた布団掛けてたら、小百合ちゃんが寄ってきて、寒そうにしてたから…俺…」 あぁ…私と一緒のこと考えてたんだ… 突き飛ばして…悪いことしちゃったな… 「あの…気にかけて頂いてありがとうございました…」 ベッドの上からだけど、お辞儀する。 「小百合ちゃん、俺の方こそゴメン。 小百合ちゃんは嫌だったかもしれないけど、俺は一緒に寝れて嬉しかった」 .
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