~11章~ #2

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冗談ですよね?って言いたかった。 でも…言えなかった。 言いたくなかった… 課長の隣で寝るのは、暖かくて心地よかった。 課長とは気がつかなかったけど、自分から擦り寄っていったのも事実。 恥ずかしさから突き飛ばしたけれど、嫌だったからじゃない。 だから、『冗談』なんて言葉言えない、言える訳ない… 「あっ、それと罰なんだけど…」 自分の世界に入り過ぎて肝心なこと忘れてた… 「罰って、何だったんですか?」 昨日の夜から聞きたかったけど、聞けなかったんだよね… .
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