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~11章~ #2
「いや、なんか新婚みたいな雰囲気だな~って考えてた」
はっ!?
今なんて言った??
「こんな美人で可愛くて優しい人にお嫁さんにきてもらうんだから、俺はいい旦那様にならなきゃね」
「なっ…何言ってるんですか!冗談やめて下さい!」
冗談にしてはキツすぎる…
「冗談、言ったつもりはないけど?」
カァァっと顔が真っ赤になるのが自分でわかる。
洗濯物をしまうと言って洗面所に逃げてきた。
「冗談…だよね…」
お酒飲んで、酔っ払ってるからだよね。
うん…そうだよ…
だって…麗華さんいるじゃない…
鏡に映った自分の姿に言い聞かせ、課長の言葉を胸の奥にしまい込んだ。
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