~13章~ #2

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「は~い、OKです!」 沢田課長のその声に、我に返る。 「小百合ちゃん、すっごくよかったよ~!!恥ずかしいって表情よりかは驚きって表情かもしれないけど、俺はいいと思うよ」 課長は確認していて、 「うん、これでいい。後は薫に任せた」 撮り直しも覚悟していたから、一発OKで皆、喜んでいた。 「翔、お前、何て囁いたんだよ?小百合ちゃんにあんな顔させるってことは…愛の告白か??」 周防さんは上着を着ている課長に詰め寄っている。 「煩い!お前に言う必要ないだろ。真実を言っただけだ」 あ~ぁ… 課長の宣言通りになっちゃった。 この人には、ほんと敵わないな… 今までの不安なんか、全部無くなっちゃったんだから… 残ったのは、 あなたのことが好きって気持ちだけ… .
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