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「は~い、OKです!」
沢田課長のその声に、我に返る。
「小百合ちゃん、すっごくよかったよ~!!恥ずかしいって表情よりかは驚きって表情かもしれないけど、俺はいいと思うよ」
課長は確認していて、
「うん、これでいい。後は薫に任せた」
撮り直しも覚悟していたから、一発OKで皆、喜んでいた。
「翔、お前、何て囁いたんだよ?小百合ちゃんにあんな顔させるってことは…愛の告白か??」
周防さんは上着を着ている課長に詰め寄っている。
「煩い!お前に言う必要ないだろ。真実を言っただけだ」
あ~ぁ…
課長の宣言通りになっちゃった。
この人には、ほんと敵わないな…
今までの不安なんか、全部無くなっちゃったんだから…
残ったのは、
あなたのことが好きって気持ちだけ…
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