~14章~ #2

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まぁ、いっか… 起き上がり、ルージュをポーチに入れる。 つけるのはまだ無理かもしれないけど、いつも持ち歩いていたい。 そんな乙女な考えをする自分がいたんだと、少し笑ってしまう。 ポーチを鞄に入れると同時に周防さんに貰った写真を取り出し、引き出しに入れる。 アルバム買おうかな… たった1枚だけど、大切にしたい。 今日、課長と気持ちが通じ合えたのも、この写真もきっかけの1つだと思う。 「彼氏なんだ…」 触れられたおでこを触ると思い出して熱くなり、その夜はドキドキしてなかなか眠りにつくことは出来なかった。 .
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