~15章~

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「ちょうど発売したのが3月の頭とかでしょ? 先週なんか、ほとんどが本命のお返しにって購入する人ばかりだったらしくて、今日なんか売り切れの店舗もあったみたい」 「そうなの!?」 手に持っていた昆布茶を落とすところだった… 売り切れって… 信じられない… 「私の想像でしかないけど、ホワイトデーに売れるって思ってたんだよ絶対!さすが社長だね!」 う~ん… 社長がそこまで考えていたのかな… 結構というか、かなり自由人だから気まぐれのような気がするんだけどな… 「小百合、それとね…」 美里はさっきまでの元気が嘘のように沈んでいて、ゆっくり口を開き話しだす。 .
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