~15章~

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障子が開くと同時に、 「小百合ちゃん、美里ちゃん、お2人いらっしゃいましたよ」 お2人!? 待ち合わせなんかしていないのにお2人って… 「あ~やっぱり、ここにいた」 轟さんが、ネクタイを少し緩め入ってくる。 ということは… 「小百合ちゃん、お疲れ様」 満面の笑みの課長は私の隣に直ぐさま座る。 「課長、一応私もいるんですけど!」 「あっ、堤さん、お疲れ様」 全く…なんてブツブツ言いながら轟さんと話している。 「そういや、なんで2人一緒なの?」 「たまたま九条課長と帰りが一緒だったんだ。こんなこと滅多にないからご飯食べに行こうか?ってことになってね」 .
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