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障子が開くと同時に、
「小百合ちゃん、美里ちゃん、お2人いらっしゃいましたよ」
お2人!?
待ち合わせなんかしていないのにお2人って…
「あ~やっぱり、ここにいた」
轟さんが、ネクタイを少し緩め入ってくる。
ということは…
「小百合ちゃん、お疲れ様」
満面の笑みの課長は私の隣に直ぐさま座る。
「課長、一応私もいるんですけど!」
「あっ、堤さん、お疲れ様」
全く…なんてブツブツ言いながら轟さんと話している。
「そういや、なんで2人一緒なの?」
「たまたま九条課長と帰りが一緒だったんだ。こんなこと滅多にないからご飯食べに行こうか?ってことになってね」
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