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確かに轟さんは営業部では常に成績トップで、休日出勤するぐらい仕事人間だ。
まぁ、課長も負けていないぐらい仕事人間なんだけど、その2人が一緒に帰れる日なんてそうそうないよね。
「で、なんで私達がここにいるってわかったの?」
えっ?たまたまじゃないの?
美里が轟さんに鋭い目つきで突っ込んでいる。
「うわ…怖っ!いや…課長が、小百合ちゃんと美里は多分ここにいるだろうって…」
パッと、課長を見ると聞いてなかったのか、目の前の田楽を美味しそうに食べている。
「課長!何で私達いるのわかったんですか?」
詰め寄る美里に課長は箸を置き、
「う~ん、珍しく小百合ちゃんが定時に退社してるから、ご飯でも食べに行くのかなって思ってね」
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