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甥っ…子?
えっ、ちょっと待って!?
恵先生の甥っ子ってことは…
「社長の甥っ子でもあるけどね」
私の考えていることはお見通しと言わんばかりに、ニヤニヤと課長は笑っていた。
「なんで言ってくれなかったんですか?恵先生も社長も伯母様だってこと…」
麗華さんのときは課長の思惑だったみたいだけど、今回は隠す理由が全くわからない。
「この子、小百合ちゃんも少しは知ってるとは思うけど、7年前まではどうしようもない子でね…
学校も適当に通って、好きでもない不特定多数の女性と関係持ったりと、不真面目すぎて私も愛想つかしてたの。
就職を決めなきゃいけない時期になっても何も考えずにフラフラして、適当に大学行ってたから、仕方なく姉の会社に入社させてね…
この子の姉達と遊びでやってたせいかメイクの腕は抜群らしくて、少しは真面目に働くかと思ったの」
チャラチャラしてるとは雰囲気で感じたけど、まさかここまでとは思わなかったな…
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