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「真実を教えてくれた人は、桐生さんって方なのかな?」
「はい、お母さんと先生みたいに優しくて、温かい人なんです」
頭を撫でていた手を下ろし、
「小百合ちゃんの周りには、とてもいい人ばかりがそばにいてくれてるみたいだね。
後ろにいる方が小百合ちゃんの大切な人かな?」
うっ、後ろ!?
パッと振り向くと…
「課長!?いつの間に!?」
クスクスと笑い、『少し前かな?』なんて言ってるけど、絶対結構前からいたんだと思う。
気づかない私も私だけど…
「課長さん、色々とありがとうございました。
あなたのお陰で娘とこうして再会することができました。
あのポスターがあったから僕はこの子を見つけることが出来た。
本当に感謝しています。
この子は1人でなんでも抱え込むとこがありますが、あなたになら娘を安心してお任せできます。
娘のこと、どうぞよろしくお願いします」
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