~19章~ #2

6/28

548人が本棚に入れています
本棚に追加
/35ページ
やっぱり先生はどこまでも優しくて、温かくて、素晴らしい人で… 私が前に進めるように言ってくれてたんだと思うと、感謝してもしきれない。 お母さんが先生のこと、好きになったのわかる気がするよ。 こんな素敵な人、好きにならない訳がないもの。 「さっ、食べよう」 その後の食事は嘘みたいに進んでお腹いっぱい食べた。 「小百合ちゃん、次に会うときまで元気でね。仕事、大変だろうから見送りは来なくていいよ」 「先生…本当にありがとうございました」 顔を見ると涙が出そうだから、深々と頭を下げ、わざと顔を見ないようにしたのに… 「小百合ちゃん、今度会うときは小百合ちゃんの大切な人、紹介してね」 えっ!? びっくりして顔を上げてしまった。 .
/35ページ

最初のコメントを投稿しよう!

548人が本棚に入れています
本棚に追加