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やっぱり先生はどこまでも優しくて、温かくて、素晴らしい人で…
私が前に進めるように言ってくれてたんだと思うと、感謝してもしきれない。
お母さんが先生のこと、好きになったのわかる気がするよ。
こんな素敵な人、好きにならない訳がないもの。
「さっ、食べよう」
その後の食事は嘘みたいに進んでお腹いっぱい食べた。
「小百合ちゃん、次に会うときまで元気でね。仕事、大変だろうから見送りは来なくていいよ」
「先生…本当にありがとうございました」
顔を見ると涙が出そうだから、深々と頭を下げ、わざと顔を見ないようにしたのに…
「小百合ちゃん、今度会うときは小百合ちゃんの大切な人、紹介してね」
えっ!?
びっくりして顔を上げてしまった。
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