~20章~ #2

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『喜んで』 その言葉通り、翔さんの顔は見たことないぐらい幸せそうで… 唇と唇が触れあう。 優しい口づけに、恥ずかしいなんて気持ちはどこかに飛んでいってしまい、頭が真っ白になる。 触れあう唇からは愛が溢れていて… 翔さんの愛がもっと欲しい。 こんな欲深い自分がいたことを初めて知った。 唇が離れると同時に頬を包み込み、コツンと額と額がくっつく。 さっきまで、恥ずかしいって気持ちはどこかへ飛んでいってたのに、舞い戻ってきたようで… 「ここで誓ったのに、後で取り消しとか駄目ですからね…」 その甘い空間に堪えきれなくなった可愛くない私。 そんなことお見通しなのか、クスッと笑い、チュッと軽くキスをされる。 .
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