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ついにこの日が来てしまった、というべきなのか。
昨日の幸せな気持ちは何処へ行ってしまったんだろう。
朝からニヤニヤしている紺野君と目が合ってしまい、私の心はざわついていて、何回溜め息ついたか、わからない。
スタジオに行くと、沢田課長が撮影の準備をしていた。
「沢田課長おはようございます。
昨日は会議を中断してしまって…すみませんでした」
「小百合ちゃんおはよ。気にしないで。昨日、九条課長から連絡いただいてるから。
それに、会議なんかしなくてもいいぐらいかも。
あの課長の企画だから、心配しなくても素晴らしいものが出来るはずよ」
うっ…
私は不安と心配でグチャグチャなんですけど。
「小百合ちゃん!おはよ～」
この人はいつも元気だなぁ…羨ましい。
「周防さん、おはようございます。
今日はよろしくお願いいたします」
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