~21章~

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「皆さん、今日はよろしくお願いします。今回はここでメイクをし、撮影します。 薫、この前話した通り、撮影は全て任せる。 お前がいいと思ったところで撮影してくれたらいいから」 嘘……ここでって…… 紺野君が見てる前でするの!? 「それは構わないけど…いいのか?」 周防さんはチラッと紺野君を見ていて、紺野君は楽しみにしていると言っていた通り、ニヤニヤと私を見ている。 「あぁ、構わない。 紺野、よく見とくんだな。 お前が見たかった姿、今見せてやるよ」 いつも以上の低い声に体が硬直する。 その状態のまま、椅子に座らされ、翔さんの手が私の瞼に触れ、それを合図に目を閉じる。 .
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