~22章~ #2

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凄いことって言ったって… 知らないうちに用意してあるんだもん。 えっ~と、他には… 「私が使用する物っていうか…私が気に入ってたソファー、翔さんも気に入ったみたいで買ってたりとか、料理苦手で調理器具とか、何買っていいかわからないから選んで欲しいって頼まれたぐらいで… あっ、後、パジャマも…」 あの時は体見られたことに焦ってて、そこまで頭が回らなかったけど、パジャマ…確かお揃いだったんだよね… 隣の美里の顔は明らかに驚いた表情で、 「ねぇ…それってわざとなんじゃない?」 はっ!?わざとって?? 「…どういうこと?」 「ソファーとか調理器具とか、小百合の好みの物ばかり課長は購入したってことなんだよね? 私の憶測でしかないけど、一緒に住むこと前提に初めから考えてて、小百合が住みやすいように、使いやすいように選ばしたんじゃないのかな?って思えて仕方ないんだけど?」 嘘だぁ…そんなまさか。 そりゃ、7年も前から想ってくれてる んだけど、一緒に住むこと前提って… .
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