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「あの…お夕飯は食べられましたか?」
「何も食べてはないけど、気にしなくていいよ」
少し待ってて下さいね、と伝え、冷蔵庫にある物でささっと作り、翔さんの目の前に置く。
「うわっ、餡かけ炒飯に、卵スープ、酢の物かぁ~。いただきます!!!」
ふふっ、ほんと美味しそうに食べるよね~。
「翔さん、お茶どうぞ」
「ありがとう」
テレビを見ながら2人でお茶飲むって、なんか夫婦みたい。
結婚したら、毎日こんな感じなんだろうな。
うわぁ~想像したらドキドキしてきた!!
「小百合ちゃん、顔赤いよ?もしかして熱あるんじゃないの?」
「えっ!?いやっ…全然、違います!
あっ、暑いだけですから!!」
「そう?それならいいんだけど…」
結婚した時のこと想像して、赤くなってました…なんて言えない。
はぁ…とりあえず、ばれなくてよかった。
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