~22章~ #2

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「あの…お夕飯は食べられましたか?」 「何も食べてはないけど、気にしなくていいよ」 少し待ってて下さいね、と伝え、冷蔵庫にある物でささっと作り、翔さんの目の前に置く。 「うわっ、餡かけ炒飯に、卵スープ、酢の物かぁ~。いただきます!!!」 ふふっ、ほんと美味しそうに食べるよね~。 「翔さん、お茶どうぞ」 「ありがとう」 テレビを見ながら2人でお茶飲むって、なんか夫婦みたい。 結婚したら、毎日こんな感じなんだろうな。 うわぁ~想像したらドキドキしてきた!! 「小百合ちゃん、顔赤いよ?もしかして熱あるんじゃないの?」 「えっ!?いやっ…全然、違います! あっ、暑いだけですから!!」 「そう?それならいいんだけど…」 結婚した時のこと想像して、赤くなってました…なんて言えない。 はぁ…とりあえず、ばれなくてよかった。 .
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