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「ただし、条件がありますが…それでも構いませんか?」
『条件』
その言葉を口に出した時、こちらの方に目線が向けられた気がした。
見つかった…?
一瞬そう思ったけど、チラッと見ると目線は柳さんに向いてて…
とりあえず、ばれてないみたい。
「構いません。教えていただけるのなら、どんな条件でも聞きます。
早速ですが、いつ教えてもらえますか?
明日、九条課長お休みですよね?
ご予定なければ明日にでもお願いできます?」
明日って、翔さんと私の誕生日…
柳さんの目的はこれだったんだ…
メイクは口実で、誕生日の日に一緒に過ごすことが本当の狙い…なんだよね?
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