~23章~

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「ただし、条件がありますが…それでも構いませんか?」 『条件』 その言葉を口に出した時、こちらの方に目線が向けられた気がした。 見つかった…? 一瞬そう思ったけど、チラッと見ると目線は柳さんに向いてて… とりあえず、ばれてないみたい。 「構いません。教えていただけるのなら、どんな条件でも聞きます。 早速ですが、いつ教えてもらえますか? 明日、九条課長お休みですよね? ご予定なければ明日にでもお願いできます?」 明日って、翔さんと私の誕生日… 柳さんの目的はこれだったんだ… メイクは口実で、誕生日の日に一緒に過ごすことが本当の狙い…なんだよね? .
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