~23章~

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それだけじゃない。 柳さんは、翔さんのこと好意に思ってるのに、私にメイクしている姿なんか見たくないに決まってる。 その時は、それで済んだとしても、その後のことを考えると…… 恐ろしい!!! 「そんな、わざわざモデルに来てもらわなくても、いいんじゃありません? 私に直接メイクして下されば、それで済むことだと思いますが」 確かに…ね。 柳さん、笑顔だけど…内心、怒ってるよね? それが証拠に、顔がひきつってる… その反面、翔さんは何がそんなに嬉しいのか?物凄い笑顔。 「先程、条件があると申し上げて、柳さんも納得していただいたと思うんですが?」 条件って…私にメイクすることだったの!? 私に相談もなしに勝手に決めちゃうなんて…酷くない? はぁ~。 また、拒否権はないからって、いつもの手なんだろうけど。 .
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