~23章~

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私が聞いてるなんて、翔さんは夢にも思っていないんだろうけど、こうもハッキリ言われちゃうと…ね。 柳さんには申し訳ないけど、自信がなくなった私の心には、十分過ぎるぐらい翔さんの愛が伝わり、癒されていく。 「柳さん、時間ですがどうします? 昼間も夜も彼女とデートなので…夕方でも構いませんか?」 いやっ、そこまで言ったら… 「婚約者にやきもち焼かせたいから、私にメイクを教える!? それもデートの合間に… 馬鹿にしないでもらえます!! 九条課長、あなたは最低の男性ですね」 ほら…やっぱりね。 もっと怒らせちゃった… ややこしいことになるのわかっているだろうに、言っちゃうんだもん。 はぁ~今度は胃がキリキリしてきた… . .
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