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~23章~ #2
背中を向けたのが悪かったんだろうか…
恥ずかしいからそっぽ向いたのに、それに拍車をかけるように背後から、ギュゥっと抱きしめられた。
「しっ、仕事中ですよ!?」
この部屋に頻繁に誰かが出入りすることはないけれど、狭い空間でこの状況…
ほんっ…とうに心臓が…もたないよ。
「さっきの会話…聞いてたんだよね?
てことは、小百合ちゃん、やきもち妬いてた?」
むぅ~、それは…
「妬いてませんけど…?」
本当は凄く不安で妬いてたくせに、いざ面と向かって聞かれると…
言えない…んだよね。
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