~24章~

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恵みの家に到着すると、玄関前で私達が到着するのを今か今かとウロウロしている2人の姿が目に入る。 「さゆ姉ちゃん、かける兄ちゃん、おかえり~!!」 冬馬君と歩君がこちらに走ってきて、私の足に抱きついてきた。 「冬馬君、歩君ただいま。 外で待ってくれてたんだ。ありがとう」 2人に急かされ、翔さんは慌てて荷物を持ち私は引っ張られ家の中に。 何をそんなに慌てているのかと思えば… 『早く、お願いすること書いて!』 短冊に願い事を書いて欲しかったらしい。 う~ん、何て書こう… 『皆が健康でありますように』とか? 隣にいる翔さんをチラッと見ると、スラスラと何枚も書いていた。 凄い… そんなにお願い事、あるの??ってぐらいの枚数。 .
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