574人が本棚に入れています
本棚に追加
/35ページ
恵みの家に到着すると、玄関前で私達が到着するのを今か今かとウロウロしている2人の姿が目に入る。
「さゆ姉ちゃん、かける兄ちゃん、おかえり~!!」
冬馬君と歩君がこちらに走ってきて、私の足に抱きついてきた。
「冬馬君、歩君ただいま。
外で待ってくれてたんだ。ありがとう」
2人に急かされ、翔さんは慌てて荷物を持ち私は引っ張られ家の中に。
何をそんなに慌てているのかと思えば…
『早く、お願いすること書いて!』
短冊に願い事を書いて欲しかったらしい。
う~ん、何て書こう…
『皆が健康でありますように』とか?
隣にいる翔さんをチラッと見ると、スラスラと何枚も書いていた。
凄い…
そんなにお願い事、あるの??ってぐらいの枚数。
.
最初のコメントを投稿しよう!