~24章~

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書き終わったのか、翔さんは短冊を笹に吊るし冬馬くん達とどこかへ行ってしまった。 『早く書いて』と目で訴えてくる女の子達。 一応…書けた。 『子供達が元気にスクスクと育ちますように』 『皆が健康でありますように』 最後の1つは… 『翔さんとずっと一緒にいられますように』 結婚するのにこのお願い事はおかしい?かな…と思ったけど取りあえず吊るしてみた。 「いち、なんとか、に、なんとか、らしたい」 ん、何かのおまじない? 私にピトッとくっついてる、小学1年の菜穂ちゃんは一点を見つめ、暗号みたいな言葉を呟いている。 「う~ん、かけるにいちゃんのおねがいごと、わからな~い。 さゆねえちゃんよめる?」 えっ、翔さんが短冊に書いたのを読み上げてたの!? .
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