~24章~

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とはいっても、そんなに上手く平常心が保てる訳がなく、昼食作りの手伝いをしていても包丁で手を切りそうになったり、お皿を落としそうになったり… 「小百合ちゃんにしては珍しいわね?翔と何かあったの?」 「えっ、いやっ、何も…ないですよ」 駄目だ…動揺してる。 「翔が強引に結婚決めちゃったから、困ってるんじゃない? 慌てて決めることじゃないんだから、小百合ちゃんがまだ早いと思うなら私から翔に話するけど?」 いや…結婚のことで悩んでる訳じゃないんだよね… 「恵先生、ありがとう。 でも、私も翔さんと気持ちは同じで、結婚したいって思ってます。 いい奥さんになれるかどうか…少し不安はあるけど頑張ります」 短冊に書かれた願い事について頭がパニックに…とは言えないよね。 「そう…それならいいんだけど… 小百合ちゃん…」 「先生、お腹すいた。お昼ご飯まだ~?」 もうできますよ、と言い、先生は他の子達を呼びに行ってしまった。 なんか、先生、言いかけてたような気がしたんだけど… 気のせい…かな? .
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