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「さゆ姉ちゃん、かける兄ちゃん、またね~」
「うん、また近いうちに帰るからね。
あっ、恵先生。お兄さんに私が結婚すること伝えといてもらえますか?」
短冊のことばかり考えてて、言うの忘れるところだった…
思い出してよかった~。
「それなんだけど…
今回のプレゼントは、直接小百合ちゃんに渡したいって言ってたの」
そうなんだ~。
お兄さんに会うの、ほんと久々だから私の顔忘れてるんじゃないかなぁ。
「じゃあまた、お兄さんがここに来る日に帰るから、連絡してもらっていい?」
あれ?
なんか、先生、難しい顔してる?
「恵…先生?」
「あっ、ごめんなさい…ぼ~っとしちゃって。
連絡…ね。多分、その必要は…」
「んんっ!ゴホン…」
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