~24章~

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「お邪魔します」 って言ってるくせに、頻繁に連れて来てもらってるから慣れすぎて自分の家のような感覚なんだよね。 「小百合ちゃん、本当に外食じゃなくてよかったの?」 買い物した物を冷蔵庫に入れながら、翔さんは私を気づかってくれている。 「はい、私は家のほうが落ち着きますから。 でも、翔さんはやっぱり外食の方がよかったですか?」 私が家がいいなんて言ったから我慢させちゃった…のかな? 「いいや、俺は小百合ちゃんの手料理がいいに決まってる。 ただ、いつも作ってもらってるから…」 翔さんのそういうさりげない優しさ、私好きなんだよなぁ。 そんなこと言われたら、いつも以上に美味しく作らなきゃね。 「手伝うよ」 そう言って冷蔵庫から必要な食材を取ってくれたり、お皿を用意してくれたり。 なんか、新婚生活っぽい…よね。 .
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