~24章~

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テーブルの上には2人分のオムライスとロールキャベツ。 どうしても今日作りたかった、この2品。 初めて作ったから、美味しくなかったらどうしよう…なんて今更ながら心配だったりして… 「「いただきます」」 オムライスとロールキャベツが翔さんの口に運ばれていく。 美味しい…のかな? そればかり気になってしまい、自分は食べれずにいた。 でも、翔さんの口から出てきた言葉は、 『…懐かしい』だった。 「あの…恵先生のオムライスとロールキャベツ食べたことないんですが、この味に似てるんですか?」 好き嫌いや、味の好みが前から似てるなとは思っていたんだけど、翔さんも恵先生のご飯を食べることが多かったみたい。 「え…うん、そうだね。似てるかな。 でも、小百合ちゃんが作った物のほうが何十倍も美味しいけどね」 食べたことなくても、やっぱり恵先生の味付けに慣れてるから、お母さんの味付けにはならないか… まっ、でも、翔さん美味しそうに食べてくれてよかった。 .
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