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テーブルの上には2人分のオムライスとロールキャベツ。
どうしても今日作りたかった、この2品。
初めて作ったから、美味しくなかったらどうしよう…なんて今更ながら心配だったりして…
「「いただきます」」
オムライスとロールキャベツが翔さんの口に運ばれていく。
美味しい…のかな?
そればかり気になってしまい、自分は食べれずにいた。
でも、翔さんの口から出てきた言葉は、
『…懐かしい』だった。
「あの…恵先生のオムライスとロールキャベツ食べたことないんですが、この味に似てるんですか?」
好き嫌いや、味の好みが前から似てるなとは思っていたんだけど、翔さんも恵先生のご飯を食べることが多かったみたい。
「え…うん、そうだね。似てるかな。
でも、小百合ちゃんが作った物のほうが何十倍も美味しいけどね」
食べたことなくても、やっぱり恵先生の味付けに慣れてるから、お母さんの味付けにはならないか…
まっ、でも、翔さん美味しそうに食べてくれてよかった。
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